ばならす、それに ということと同時に、行事に関する は年齢、性別、生贈り物のときは、その行事の前か後 かも考慮して品選びをしたいもので 活環境、価値観、 結好みなどをよく研す。 究した上で、相手 の気持ちにはまる ・時期 ものを探し出すの カコツでしよ、つ。 以上が品選びの基本条件ですが、 第四は、金額で、次はタイミング。贈る目的に合った これは贈り手の分時を選ぶのが秘けっといえます。いち 相応というのが基早く届けるのがいいカ、ころ合いを 準です。世間一般見るか、それも品選びと同様、贈る 3 の常識を気にする意味や先方との関係によって、最も より自分の経済力適した時を選びます。 に見合った額を考 えるべきで、その 0 体裁 上で、親疎の度合 贈り方ということも重要です。そ 目的の大小に よって加減すればの一つは体裁で、結婚式に礼装をし しいのです。 たり、葬儀に喪服を着るのと同様、 最後は、時期に 贈る目的、品に合わせて品物に衣裳 合わせることです。を着せるわけです。かっては品物に 季節に合ったものよって紙の折り方まで決まっていて、 蝶結び 結び切り
ますし、伝える意思の強さ、深さも 推し量れるというものです。それが 贈り物のセンスでしよう。 ・品選びのポイント では、その品選びですが、ポイン その人間関係をうまく保つ方法の トを述べてみましよう。第一は贈る 一つが贈り物です。贈り物は、贈り ・贈り物は心の代弁者 手の心を受け手に伝えるための手段目的に合わせることです。お祝いか、 いつでも、だれでも、人から物をであり、それによって、人の心と心お礼か、慰めか、あるいはごぶさた 伺いかなど、伝えたい心にふさわし にふれあいをもたらし、よりスムー そ 贈られるのはうれしいもの い品を選ぶことが大切です。 れは、自分に心をかけてくれる人がズに、より密接なものへと進めます。 第二には、先方と自分との関係に つまり、贈り物は人の心の代弁者 いる、ということの証 ( あかし ) だ であり、相手に伝えたい意思を表すふさわしいものという点です。親し からです。 い間柄かピジネスライクの関係か、 ものでなければなりません。意味の 人は他人とのふれあい、かかわり よ ) 曽り物はあり得ないのです。仮あるいは格式をもって接する相手か あいの中で生きていくもので、そのオし員 にあっても、それは人の心を動かすといったことです。つまり、先方の かかわりあいやふれあいが好ましい しい間柄かど、つか 心の奧まで入って、 ものにはならないでしよう。 関係であればあるほど、人生が潤い により、贈っていい品、悪い品があ 贈り物が心の表れであるとすれは、 豊かなものになります。言い換えれ ば、人間関係をうまく保つことのでその品物の選び方、贈るタイミング、ります。もちろん、年齢や性別など きる人ほど、実りの多い人生を送る贈る方法が重要です。伝えたい心をも考慮しなければいけません。 第三は、相手にふさわしい品、つ ことができるといえるのではないでより効果的に表す品、時期、方法の 演出で、贈り手の人柄までしのばれまり相手が喜んでくれる物でなけれ ー ) よ、つ、か 贈り物とは
贈り物手帳 目次 贈り物とは・ 贈り物は心の代弁者・・・・ 2 品選びのポイント・ 時期・・ 体裁・・ 贈る方法・・ 年中行事にちなむ贈り物 ・・ 6 年賀・お年玉・・ バレンタインデー ィースター 母の日・ 父の日・ 敬老の日・ お中元・お歳暮・・ クリスマス・ ・ 2 筆者・金谷千都子 ( 消費生活コンサルタント ) 慶事の贈り物・ 出産祝い・ 初節旬・・ 七五三 成人式・・ 誕生日・ 入学・進学祝い・・・・・ 内祝い・・ 発表会・・ 受賞祝い・ 昇進・栄転祝い・ 新築祝い・・ 賀寿祝い 結婚記念日・ 結婚祝い・ 婚約祝い・ 卒業・就職祝い・ ・ 1 2 ・ 1 2 ・ 1 3 ・ 1 3 .. 2 2 ・・ 22 ・・ 22 .. 2 1 . 2 0 . 1 8 撮影協力・京王百貨店 弔事の贈り物・ 葬儀の前後・・ 法要・・ 弔事の返礼・・ お見舞い 病癶見舞い・・・ 災害・事故見舞い・ お見舞いのお礼・・ その他の贈り物・ 引っ越し・・ せんべっ・ 手みやげ・・ 贈る心と品物のイメーン・・・ 30 贈り物上手とは・・ 花を贈る時は・・ 品物とイメージー ・ 3 2 . 3 0 . . 29 .. 29 .. 28 ・ 2 8 ・・ 27 ・・ 26 ・・ 26 ・ 2 6 ・・ 25 ・・ 25 ・・ 24 ・・ 24